スマホ多頭飼いにおける充電スタンドを考える

仕事の都合でスマホを多数所有して使っています。

開発者以外はあんまり気にしていないかもしれませんが、Androidというスマホはメーカーごとに動作が極端に違う場合がありまして、いろんな端末を多数手元に置いて日々動作チェックをする必要があるのです。

で、私のような個人開発者が困るのがその置き場所です。 電源を切って置いておくなら机の中でもいいのですが、業務的には常に充電されてスタンバイな状態を維持する必要がありまして、これがかなり悩ましいのです。

景観にこだわらないならケーブルぐっちゃぐちゃのスパゲティ状態で机に置いておくのでも良いのですが、 ごちゃごちゃなのでうっかり1台充電忘れてるとか、気がつくと端末がどこに行ったか分からないとか、 ケーブル絡まってムキー!とかなるストレスがそれなりにありますよね。

一般的には、複数スマホ対応な市販の充電スタンドを使うというのが解決策っぽい感じですが、

これ一度使ってみたことはあるんですが、やっぱりケーブルの取り回しでぐっちゃぐちゃになるんですよね。 横置きでも縦置きでも同様。ちゃんと設置しても整頓されているかというとかなり微妙で、机の面積も奪います。

インテリアにこだわる人は、お店みたいに専用の机+スタンドを置いてしまうのでしょうけど、それには広いスペースが必要です。 壁にスマホスタンドの穴を開けて、壁付けにする、というのも店舗でよくみるレイアウトですが、一般住居でなかなかできることではありません。

ということで長年、いい感じの解決がなくて悩んでいたのですが、 昨日、唐突に「有孔ボードにスタンド付けてケーブルを裏から流すのが簡単じゃないか?」と思いまして、早速やってみました。

結果からお見せしますと、こちらです。

さらにこれは手前の机に置いたディスプレイの裏に隠せるようになっています(実際にはアームを使ってディスプレイをラック側に寄せられるので、もっと完全に隠せます)。

どうでしょう。オーダーメイドの家具みたいに完璧ではないかもですが、わりといい感じではないでしょうか?

作り方

これ今回ちょっとトリッキーな作り方をしていまして、 まず有孔ボードがある部分、これは、Bauhutteのデスクサイドラック(ラージ)です。 これ側面に金属製の有孔ボードがついてるんです。

で、このラックの有孔ボード部分につけてスマホを載せているのが、こちらの金具とバスケット。

これ実は単品で売っていないくて、同じくBauhutteのケーブルオーガナイザーの付属品です。 単品売りされてないのは販売コストの事情からだとは思うのですが、個人的にはBauhutte製品購入者にはオプションで売ってほしいところ(コントローラスタンドだけは単品で売っていますね)。

(注:金具とバスケットは粉体塗装されていますが、スマホを載せる際の擦れが気になる方は、少しテーピング保護するなどした方がよいかもしれません)。

バスケットをボードに取り付けたら、充電ケーブルをバスケットの上から下に通し...

スマホを置いて...

充電ケーブルをスマホに付けて設置完了です。

ちなみにUSBケーブルは普通のケーブルを抜き差しするとかなり面倒なので、マグネット式のケーブルにしています。

ところでこのマグネット式のケーブルって、数年前からあるんですけど、どこがオリジナルなんでしょうねぇ。 同じ仕様(端子の互換性がある)っぽいミラー製品が色々売られているのですが、どれも一年ほどで販売終了してしまいます。 上記のアマゾンのページもいつまで残るのか分かりません。

ちなみに今回、去年Amazonに売っていた黒いケーブルが欲しかったのですが、それはすでに消滅。 シマシマのケーブルしか見つかりませんでした。写真で黒とシマシマのケーブルが混ざっているのはそういう事情です。

充電ケーブルの先は個別スイッチ付きの10ポートUSBハブへ流してます。当然セルフパワーです。

ハブは開発用のMacBookにつながっていますので、スマホを手に取らずにデータ転送までできるようになっています。

おわりに

長年の悩みだった複数スマホ充電スタンドですが、あまりコストをかけずにわりと納得いくものが出来ました。 なぜ今まで思いつかなかったのかなという感じですが...。

私は手持ちのBauhutteの製品パーツを組み合わせたのですが、一般的な有孔ボードを使っても同じようなことができると思います。 スマホの端末はまだあるので、次は机の下に同じ充電スタンドを作っても良いかもという気がしています。

Bauhutteさんには金具やバスケットを単品売りしてもらえるとありがたい気はしますが、 いっそ有孔ボード部分に付けられるスマホスタンドというパーツが出てきたら嬉しいかもしれません。

ただ、ニーズがそんなにあるものではないと思うので、技術者としては3Dプリンターで自作する案件かもしれませんね。