ThinkCentre M715q Tinyが届いた。そしてメモリとWiFi追加。

2019/08/14 追記: Bluetooth イヤフォン接続で問題が起きたので、WiFi アンテナの位置を調整しました。詳しくは↓の記事に。 brezza.hatenadiary.org

f:id:Brezza:20190601094817j:plain 5月24日に注文した ThinkCentre M715q Tiny が届いた。詳しくはこちらの記事に書いたが、 価格.com 限定 パフォーマンスプラスをカスタムし、

  • メモリ 8GB → 4GBへ
  • M.2 SSD 256GB → 2.5 SSD 128GBへ
  • WiFiなし
  • マウスなし

という構成で、税込31,860円だった。

正確な出荷日は分からないが、Lenovoサイト上での出荷予定日は5月29日だった。到着が6月1日。全体では約一週間で届いた感じだ。香港から空輸されてきた。

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開梱

届いた箱を開けると、また箱が入っている。

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取り出すと、ThinkCentreロゴの愛嬌あるダンボール。

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開けるとまずキーボードらしい箱が。

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キーボードは非スリム型を選択したので、Lenovo プリファードプロ II USBキーボード 日本語だった。 Amazonで買うと3,540円するもの。BTOオプションでは外せなかった。

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キーボードの下には左側に本体、右側にACアダプタ類。

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ぜんぶ取り出してみたのがこちら。

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本体はとってもコンパクト。

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USBは両方とも3.0。Twitterでも話題にしている人がいたが、横置きだとUSB3.0のロゴが左右逆を向いている。 その他のラベルも位置が左右にふらついているなどけっこう荒い。かなりおおらかな方がデザインしたのかも。

背面端子は次の写真。中央に追加ポート用の穴と、右側にWiFiアンテナ用の穴がある。今回はBTOで追加ポートもWiFiも選択しなかったため、どちらの穴もシールドされたままの状態。USBポートは4つあるが、うちUSB3.0は1つで、残りはすべてUSB2.0だ。

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ACアダプタは65W。端子は ThinkPad シリーズと同じ角型タイプ。ちなみに丸型からの変換プラグはAmazonで普通に買えるので恐れることはない。

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内部へアクセス

背面の手回しEOUネジが固くて手で回らなかったため、ドライバーで回す。なんのために追加料金を払ったんだろう(笑)

ネジを外した後、カバーを手前側に引っ張ったが、ぜんぜん開かない。格闘したため次の写真はカバーが指紋だらけ。

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悩むこと数分。実はフロント側に押して開く。見た目からは絶対逆だと思ってしまっていた。意外。

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無事オープン。右側にSATA接続の2.5インチSSDSamsungMZ7LN128HAHQ。Read/Write共に500MB/sの標準的なもの。

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SSDとトレイの間の茶色いパーツは制震ゴム付きネジ。こちらのブログによるとBTOオプションで2.5インチSSDを選択しなかった場合は付いてこないらしい。レノボのサイトで調べてみたが、FRU(部品番号)は00XD380。保守用パーツとして入手することは可能なようだ。

SSDのトレイは右下の固定ネジを外すだけで、すんなり台座ごと取り外せる。 トレイの下側にはM.2スロットと、4GBのメモリ。メモリはSamsungM471A5244CB0-CTDだった。

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メモリの増設

Samsung製メモリを取り除くのは忍びないが、Patriot の DDR4 2666MHz SO.DIMM 8GBx2枚と交換。2枚で 8,099 円。購入時点でたぶん Amazon 最安だったはず。実は元々4GBメモリを1枚付けるつもりだったのだが、お得感があったのでうっかり8GBx2枚を買ってしまった。Amazon は怖い。

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M.2 WiFi カードの取付

メモリ右側のM.2スロットに、Intel wireless ac 9260 を装着。しかし、固定ネジが合わない。 f:id:Brezza:20190602102309j:plain

WiFi カードに付属のネジは、写真右の小さいネジだ。

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必要なネジはSSDトレイの固定ネジ(写真左)と同じサイズのもの。レノボのサイトで保守用パーツを検索しても出てこない。たまたま手元にあった古いUSBハードディスクの筐体で使われていたネジ(写真中央)が同じサイズだったので、これで凌いだ。形状から見てM3のミリネジではないだろうか。

WiFi アンテナの取付

アンテナはこちらのブログで、ケーブル長さ12cmでは少し短いとのこと。この手の人柱情報は非常にありがたい(だから僕もブログを書くのだ)。ということで、事前にケーブル長240mmのこちらのアンテナを購入しておいた(2019.09 追記: 240mmのものは現在アマゾンで購入できなくなってしまったようです...)

このアンテナは背面に粘着テープが付いているが、何かあったときにすぐ移動させられるよう、粘着テープは使用しないことにした。本体筐体裏に写真のようにマスキングテープで止めた。ただし、写真の位置だとアンテナがファンの真裏に来てしまう。最終的には写真よりもう少し上寄りの場所に固定した。

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WiFi は、BTO オプションで外して、手間を増やしてしまったかな...と後悔していたのだが、必要な部品(アンテナとネジ)さえ揃っていれば、取り付けはとても簡単だった。 また、アンテナが本体に内蔵できたのはやっぱり嬉しい。コンパクトPCからアンテナがにょっきり生えている、というのは画竜点睛を欠く。

2019/08/14 追記: Bluetooth イヤフォン接続で問題が起きたので、アンテナの位置を調整しました。詳しくは↓の記事に。 brezza.hatenadiary.org

動作チェック

メモリ増設/WiFiアンテナを取り付け後に起動し、まったく問題なく動作した。 WiFiWindows 10のセットアップ画面からきちんと認識している。 ルーターAirMac Express を使っているため接続は 5GHz / 300Mbps までしか確認していないが、動作は快調だ。

2.5インチ ディスクの空き容量は 95GB だった。意外と空いている。ベンチマーク結果は次のとおりだった。

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ちなみに結構ファンの音が大きい。負荷を掛けていなければもちろん静かなのだが、ゲームを始めるとファンは全開だ。 また、電源投入直後は最大回転数でファンが回る。

ゲーム類

ゲームは取り急ぎガンダムオンラインとApex Legendsをプレイしてみた。 ガンダムオンラインは、高スペック設定からシャドウをオフにすると、1920x1080でも普通に遊べる感じだった。シャドウがONだとちょっと重い場面が見られる。 画面解像度含め、設定で調整していけば十分遊べるレベルだ。

Apex Legends はちょっと苦しいかなという感じ。トレーニングモードの段階で 1920x1080、デフォルトの設定だと20fpsぐらい。Adaptive Resolution で60fps を設定しても、30fpsが限界。 1280x720解像度に変更すると、それ以外デフォルト設定でも30fpsぐらい出るが、Adaptive Resolution で60fpsを設定しても40fpsぐらい。 1280x720で、Adaptive Resolution を設定したうえ、各種オプションをLOWやOFFにしていくと、60fps 出る。画面が荒くなるのを我慢すればなんとか遊べなくはない。

BIOS設定でVRAMサイズが変更できないか確認したのだが、こちらはよく分からなかった。 UMA Frame Buffer Sizeがそれらしい設定だが、Auto 256MB 512MBしか選択肢がない。512MBでは小さすぎる。 ここはもしかするとなにかやり方があるのかもしれないので、後日調べたい。

総評

結局、Ryzen 5 2400GEにメモリ16GB + WiFi 搭載したパソコンが44,000円ほどで買えた計算になる。 本体もコンパクトだし、余計なアプリも入っていない。これほどお買い得なPCはない気がする。 あと、Lenovo製品はいざとなったら保守用部品を注文できるのもポイントが高い。 気になったのはファン音だが、ネットサーフィンやブログを書く程度であれば、ほぼ無音なので大きなマイナス感はない。

ゲーム類はガチでプレイするにはちょっと苦しそうだが、軽めの3Dゲームなら問題なさそうなので、 来客時の接待PCとしては結構ありかもしれない。