Seenda Wireless Keyboard & Mouse (英語配列) を買った

ここ一ヶ月、自宅で使うキーボードで試行錯誤中だ。英語キーボード使いなので、キーボードの選択肢が少ないというものあるが、今回はデザインも考慮してしまい、ややこしくなってしまった。

まず、会社から持ち帰った私物の Realforce 86U が次の写真。10年モノなのでちょっと黄ばんでいるのはご愛嬌。

f:id:Brezza:20190604181927j:plain

デスクを黒とグレーで統一してしまったので、白が浮いてしまっている。また、太いケーブルも目立つ。 机の奥行きが短い(55cm)ということもあって Realforce 86U は意外に大きいことも分かった。

東プレ REALFORCE 86U /静電容量無接点/変荷重/86キー/USB SE0500

東プレ REALFORCE 86U /静電容量無接点/変荷重/86キー/USB SE0500

ということで、一回り小さい黒いキーボードを求める。

取り急ぎ、ゲーム用のサブマシンから真っ黒な North Crown X-1 を拝借。 仮置きしたのが次の写真。

f:id:Brezza:20190604190930j:plain

これはなかなか良い。ケーブルが黒で目立たないのもありがたい。

よしこれをもう一台買おう。

しかし、英語版が Amazon で販売終了している。入荷の予定もない。海外 Amazon でも売っていない。困った。

黒系ならゲーミングキーボードなのだが、Logicool や Razer のキーボードは結構高い。

色々と見て回るうちに、だんだん、こだわるならもうワイヤレスでもっとスリムなキーボードにしよう、という気持ちになって来た。 キーボード沼の始まりである。 そしてビックカメラ店頭に MINILA Air 赤軸の打鍵感を確認に行った。

...はずだったのだが、あろうことか展示されていた Apple Magic Keyboard スペースグレイを衝動買いしてしまう。 あまりのスタイリッシュさとタイプ感の良さに心を捕まれてしまったのだ(←アホ)。

そうして我が家に設置された Apple Magic Keyboard スペースグレイ が次の写真だ。

f:id:Brezza:20190604193004j:plain

なんだか白っぽいのはウレタンカバーが掛かっているからだ。このキーボード、見た目もキータッチも最高なのだが、キートップの表面加工のキメが細かすぎて、あっという間に手脂でテカテカになる。最初は手脂ごとき拭けばとれるのだが、1年もするとキートップが摩耗してツルツルになり、文字も剥がれてきてしまう。これはMacBookキートップで経験済みだ。

そんなわけで僕はカバーを外せなくなった。キレイ好きなのではない(むしろ掃除は後回しにするタイプ)。貧乏性なので中古売却価格を常に考えてしまうのだ。

それから、僕は Mac と PC を切り替えて使う予定だったのだが、Magic Keyboard は、接続先マシンを簡単にスイッチする機能をもっていない。Bluetooth 接続だから、外部KVMスイッチを使うこともできない。つまり、2台のマシンを切り替えて使うのは難しい。ということに、買うまで気が付かなかった(←アホ)。

そして Seenda Wireless Keyboard & Mouse へ

ということで、紆余曲折の末、Bluetooth ではなく、USBレシーバー付きのワイヤレスキーボード&マウスが良いだろうという結論に至った。 これなら先日買った Dell U3219QKVM スイッチ機能との相性も抜群なはずだ。

日本国内では日本語配列のキーボードしか買えないため、Amazon.com で検索。黒くて小さくて安くて評価が良いものを探したところ、絞り込まれたのは Seenda Wireless Keyboard & MouseJelly Comb Wireless Keyboard and Mouseだ。どちらも日本語配列なら Amazon.co.jp で買える。

2つは非常に似ている製品だが、Seenda はバッテリー式(1日2時間の使用で3ヶ月持続)、Jelly Comb は電池式だ。Amazon.com での評価は、Seenda は★4.5、Jelly Comb は★4。個人的にはバッテリーの寿命を気にしなくて良い電池式の方が好きなのだが、Jelly Comb はスペースバーにとても変なメーカーロゴが印刷されている。ということで、Seenda の方を選択。5月25日に Amazon.com で注文し、6月4日に届いた。

届いた Seena Wireless Keyboard & Mouse がこちら。

f:id:Brezza:20190604174022j:plain

シンプルでコンパクトな箱。デザインは綺麗なのだがダンボールの加工精度が甘いため、びっちり組み上がっていない。 あと、これはメーカーのせいではないが、パッケージのホコリ汚れが結構多め。ついでに一度開封されてる気配もあった。 まぁ、海外から送られてきた荷物のよくある話だが。

次の写真がパッケージ裏面。Made in China。住所はやはり深セン

f:id:Brezza:20190604174034j:plain

開けたら、キーボードカバー(シリコン)が入っていた。 これは製品仕様には書いていない。Amazon のレビューにはうれしいオマケに喜びの声が上がっていたが、僕はもしかしてキートップが摩耗しやすいのではないか?と慎重に考えてしまう。損な性格である。

f:id:Brezza:20190604174125j:plain

内容物は次の写真のとおり。キーボード、マウス、USBケーブル、マニュアル。

f:id:Brezza:20190604174410j:plain

キーボードにもマウスにも表側にロゴが印刷されていないのは個人的にはうれしい。裏面にはロゴが印刷されている。

f:id:Brezza:20190604210117j:plain

設置&使用感

ということで、設置してみた。びっくりするぐらいコンパクト。

f:id:Brezza:20190604192540j:plain

キーストロークはけっこう深めだ。直前まで Magic Keyboard を使っていたので、一瞬違和感があったが、すぐ慣れた。 パンタグラフキーボードなので、程よい押し込み感があるが、音はうるさくない。

キーの表面はザラッとした、つや消し加工。キートップの文字はよく見かける上にデカールが載っているような印刷。 タイピングによるキーの擦れには弱そうな印象がある。

f:id:Brezza:20190604174820j:plain

キーボードに付属のカバーを掛けた様子はこちら。

f:id:Brezza:20190604204115j:plain

カバーを付けたままタイプしてもそれほど違和感はないが、カバーなしの方が当然ながらスッキリしたタイプ感。

マウスはとても背が低くてペッタンコだ。モバイルで携帯する際は便利と思う。 手の平を預けて使うことはできないが、とても軽いので、操作はしやすい。 マウスのDPIは1200で、感度も申し分ない。

f:id:Brezza:20190604204911j:plain

マウスの表面はキートップより少しきめが細かく、手脂は付着しやすい。スクロールホイールは柔らかいゴム製。 しっとりしていて、埃を吸着しやすく、耐久性にやや不安ある手触り。

マウス裏面。LEDの色は赤であった。

f:id:Brezza:20190604204400j:plain

ちなみにこのキーボード&マウスは使用しないと10分でスリープする仕様。マウスは一旦スリープすると、振ってもスリープは解除されない。クリックでスリープが解除される。

総評

3,000円以下(26ドル)のワイヤレス キーボード&マウスのセットと考えると、かなりお買い得だ。Amazon.com で★4.5評価というのもうなずける。 耐久性についてはよく分からないので、しばらく利用してみてまたレビューを追記したいと思う。

ところで、これはこのキーボードではなく、格安キーボード全般に言える話だが、キートップのデザインがダサい。 文字フォントを細身にして、文字カーニングを目視で調整する程度で、製造原価にほぼ影響を与えずに、いいモノ感を格段に向上できると思うのだが...。 そういえば、そもそもキートップのデザインって一体誰がやってるのだろう。工場側で使いまわしているのかもしれないなぁ。