ThinkCentre M715q Tinyが安い
追記: M715q到着レビューはこちら。
6年ぶりの投稿。しばらく前から話題だったらしいが、ようやく気がついたネタを。
AMD Ryzen 搭載のThinkCentre M715q Tinyの価格.com限定モデルが安すぎる。
うまくカスタマイズすると、なんと税込み32,000円弱で、Ryzen 5 Pro 2400GE / メモリ4GB / SSD128GB の省スペースPCが入手できてしまう。
Ryzen 5 Pro 2400GE は Radeon RX Vega 11 という GPU を内蔵している。これは Intel 製 CPU の内蔵グラフィックスより断然パフォーマンスが高い。YouTubeなどを見て回った感じ、1080pはややしんどそうだが、720pだと60fps前後でそれなりにFPSが遊べてしまうスペックのようだ。
ThinkCentre M715qの筐体サイズは約18cm四方で厚さは3.5cm。ここまでコンパクトでゲーム機にもなれるマシンは珍しい。他の選択肢はCore i7-8705G搭載のIntel NUCだが、あちらは価格が普通のゲーミングPC以上でまったく手が出せずにいた。
ということで、思わず一台ポチってしまった。到着は一週間後の予定。
カスタマイズ
価格.com のM715qのページから Lenovo のサイトにジャンプし、「THINKCENTRE M715Q TINY:価格.COM限定 パフォーマンスプラス」の「カスタマイズ」を選択して、以下の順番でオプションを選択していく。
- メモリ → 4GB
- 1st ディスク → SSD128GB
- WiFi → なし
- マウス → なし
- ** 最後に ** M.2 ストレージカード → なし
これで 税込31,860円。
少し前はキーボードも削れたらしいのだが、今は残念ながら削れないようだ。さらにバーティカルスタンドまで削ると税込30,780円まで下がるが、ここからEOUネジも削るとエラーになって購入できない。
ちなみに何もカスタマイズせず購入すると、メモリ8GB、M.2 256GB、WiFi付きで税込54,540円。
後からDDR4-2666メモリ、M.2 256GB、WiFi+Bluetooth を調達したとしても十分お釣りがくる。
自作PCより安い?
M715qほどコンパクトにはならないものの、自作するとしたら ASRock DeskMini A300 ベアボーン あたりが妥当かと思う。こちらを使って同じスペックのコンパクトPCを自作した場合と比較してみよう。価格はすべてAmazon 調べの新品税込。
- ASRock DeskMini A300 ベアボーン 17,263円
- Ryzen 5 Pro 2400G + CPUクーラー 14,844円
- 安い DDR4 2666MHz 4GBのメモリ 2,259円
- 速度そこそこで安い 2.5インチ SSD 128GB 3,280円
- Windows 10 Home 64bit 版 14,956円
合計で税込52,602円だ。OSなしでも37,646円。M715qの価格が異常すぎる。どうなっているのだろうか。
メモリの後付
FPSを遊ぶにはメモリ8GBは必要だ。さらに内蔵グラフィックがあるため、デュアルチャンネルにすることが望ましい。ということで、DDR4-2666のメモリ4GBを1枚追加する予定。現物が届いてからメモリ型番を見て同じものが買えそうなら、同じものを、買えなかったらメーカー混在を気にせずTranscendあたりのメモリを付けてみるつもり。
Transcend ノートPC用メモリ PC4-21300 (DDR4-2666) 4GB 260pin SO-DIMM 1.2V 1Rx8 (512Mx8) CL19 JM2666HSH-4G
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WiFi+Bluetoothの後付
Lenovoで素直にWiFi + Bluetooth 4.xのオプションを選択しても +3,240円なので、取り付けの手間とアンテナ感度などの問題を考えると、正直、オプション選択の方が無難だ。
IntelじゃなきゃダメだとかBluetooth5がいいとかアンテナロッドが嫌だとかいう明快な理由があればWiFi+Bluetoothを後付という判断になると思う。自分は深く考えずに価格が下がるからとオプションをはずしてしまった。ちょっと失敗。
方法1) USBドングルを差す
本体内蔵にこだわらないならUSBドングルが最も簡単。WiFiとBluetoothで2つUSBポートが塞がれることを気にするなら、WiFi+Bluetoothのドングルというものも、数は少ないながら存在する。2,000円以下なので価格的にも妥当。
自分は色が黒いUSBドングルがあれば選びたかったのだが、日本のアマゾンでは見つからなかったので、ドングルはやめた。
方法2) 本体に M.2 2230 WiFi カードを内蔵する
こちらの記事で紹介されているように、Intel AC9260を後付で追加するのが良さそうだ。MHF4アンテナケーブルも購入する必要がある。この記事を書いた時点では、Intel AC9260 が2,980円、アンテナが1,280円だった。
intel WIRELESS-AC 9260 M.2(2230 A/E) 802.11ac wave2 (1,733MHz 2x2 HT160) Bluetooth5.0【バルク品】
- 出版社/メーカー: Intel
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Intel AC9260 は M715qのスタンダードモデルだと6,480円のオプションとして選択できるが、M715qの価格.com限定モデルでは選択できない。なので、Intel製チップが好みだとか、Bluetooth 5.0が必要であれば、上記の選択肢にならざるを得ない。
なお、LenovoのオプションでWiFiを選んだ場合は、本体に背面端子+ロッドアンテナが装備される。上記のケーブルは本体内部に取り付けるアンテナなので、感度は付けてみないと分からない。
M.2 ストレージの後付
SATA接続のSSD128GBはさすがにゲーム機としてはつらい。容量的にはゲーム1個入れたら満杯だ。ここはやはりM.2 ストレージを後付で追加したいところ。現在はSamsung 970 Evo Plus の500GB版(256GBだと書き込み速度が遅いので)を買うのが最良とは思うが、コスパで考えるとシリコンパワーのP34A80の256GB版という選択肢もあるかも。ちょっと悩み中。
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ということで
後付部材を色々買い進めつつ、本体が届いたらまたレビューしようと思う。